USB Stickの作成についての概要
一見簡単そうに見えますが、実は結構面倒です。本記事ではそこいら辺を深掘りして解説したいと思います。
- USBメモリーの準備
容量は8GB以上の物で十分ですが、出来ればアクセスランプがある方がいいでしょう。ちゃんとアンマウントせずに抜いてしまわない為の予防策です。 - UniBeastの入手
実はHackintoshで夢を見ようとすると多くの場合、本物のMacintoshが必要になります。UniBeastは簡単に起動可能なUSB Stickを作成するMacintoshのアプリケーションです。 - USB Stickのフォーマット
買ってきたてのUSB StickはFAT32でフォーマットされている事と思いますが、これをUEFIで起動できるように改めてフォーマットします。 - UniBeastで起動可能なUSB Stickを作成する
これは画面を見れば簡単にわかりますので、後程画面を見ながら解説します。 - EFIブートローダーの調整
UniBeastで作成したUSB Stickに含まれるEFIブートローダーでは色々動かないハードウェアがあるのでちょっと一手間掛けます。
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USB Stickの準備
まずはGUIDなパーテーションを持つUSB Stickを作ります。
その前にこれから使うUSB Stickを綺麗にフォーマットします。
綺麗さっぱり消すわけですが、消す対象を間違えると死ねますので
最初に必ず diskuitl list でUSB Stickがどのディスクは確認してから
フォーマットしてください。
私のマシンでdiskutil list コマンドを実行した結果については以下の画像を参考にしてください。ここではdisk3がUSB Stickになります。
GUIDなUSB Stickの場合disk3が該当しますが、こんな感じになります。
ここでUSB Stickのディスク名(disk3)が確認できたら、以下のコマンドでパーテーションテーブルを書き換えます。
くれぐれもUSB Stick以外を消さないようにしてください!
コマンドは以下のようなパラメーターを利用します。
$ sudo diskutil eraseDisk (フォーマット種別)(フォーマット後の名称)(フォーマット対象の物理ディスク)
$ sudo diskutil eraseDisk JHFS+ USB disk3
UniBeastについて
これを動かすために本物のMacintoshか既に動いているHackintoshの環境が必要です。
ダウンロードはこちらから。但しユーザー登録が必須です。
非英語圏のユーザーにはちょっと面倒なのですが、UniBeastは英語環境でしか動作しないので、システム環境設定の「言語と地域」で「優先する言語」が「English」を先頭にしてください。(終わったら忘れずに戻しましょう。)
ではUnibeastを起動します。
読めばわかりますので、どんどん進めましょう。
UniBeast使った後にMultiBeast使ってね的な画面になるので、Continueをクリックします。
Cloverのクレジットなので、そっとContinueをクリックしましょう。
なんだかライセンスアグリーメントな画面になるので、そっとContinueをクリックします。
さて、ここからが本番です。
まずはインストール先を選択します。たまにUSBが2つ見えたりするときもありますが、気にせず最初の一つを選びましょう。
インストール先を選んだらContinueボタンを押してね。
次にインストールする対象のOSを選択します。
OSによってUniBeastのバージョンが違うので1つしか出てきませんが、アイコンをクリックしてContinueボタンを押して下さい。
次にbootmodeを選択します。
ここではUEFI Boot Modeを選択しましょう。
次はGraphics Injectorを選択します。
ここではInjectorなし/Nvidia/ATIの何れかを選択します。
デフォルトではInjectorなしになっています。
私はATIなカード持ちなので、Inject ATIを選択します。
ここまで色々選択した内容をサマリーで表示する画面になるので、Continueボタンをクリックします。
USBにガリガリ書きますので、パスワードを要求されるので入れてやって下さい。画面は省略します〜
さてこれでUSBにガリガリ書いてくれますのでしばらくお待ちください。
はい。これでUniBeastは完了です。
作成が完了したら、自動的にUSB Stickがマウントされます。
EFIパーテーションも一緒にマウントされているのでお忘れなく。
EFIドライブにあるEFIフォルダをリネームしておいて、[GUIDE] Lenovo T460 macOS with Clover で入手できるEFIフォルダーをEFIドライブに丸ごとコピーします。
これでThinkpad T460で動作するUSB Stickの完成です。
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