録画サーバを作る Part4 ffmpegビルド編

eogstation

難敵だが必須

MPEG2 TSをエンコードするには絶対に必要なのですが、CentOSじゃパッケージ版がないし(妙なリポジトリを追加すればなくもないそうですが)、それじゃぁビルドしますかということで。

ffmpegビルドの下準備その1

さて、CentOS8ではデフォルトでは有効になっていないCentOS-PowerToolsリポジトリを有効にしましょう。結構いろんなツールが登録されているみたいですよ。

# cat /etc/yum.repos.d/

[PowerTools]
name=CentOS-$releasever - PowerTools
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=PowerTools&infra=$infra
#baseurl=http://mirror.centos.org/$contentdir/$releasever/PowerTools/$basearch/os/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-centosofficial

ffmpegビルドの下準備その2

FFMPEGをビルドするために必要なコマンドがいくつかあるので、パッケージでインストールできるやつはちゃちゃっと済ませてしまいましょう。

# dnf -y install nasm yasm

libx264のビルド

こいつがないとffmpeg をビルドしても思ったエンコードができないので、ソースからビルドします。それにしても最近は楽ちんでいいなぁ・・・・

# git clone git://git.videolan.org/x264.git
# cd x264/
# ./configure  --enable-shared --disable-opencl --prefix=/usr/local
# make
# make install
# vi /etc/ld.so.conf
# ldconfig

ライブラリが出来たら、お約束のライブラリパスを通す作業をお忘れなく。
/etc/ld.so.confファイルに/usr/local/libを追記したら、ldconfigコマンドです。

ffmpeg のビルド

ようやく目的のffmpegをビルドします。
スペックによってはかなり時間がかかりますので、気長に待ちましょう。
ビルドが終わったらインストールをお忘れなくw
/usr/local/binにインストールされていることでしょう。

# git clone --depth 1 git://source.ffmpeg.org/ffmpeg.git
# cd ffmpeg
# ./configure --enable-gpl --enable-libx264 --enable-nonfree
# make
# make install

指定したオプションはこんな感じです。

  • –enable-gpl:GPLライセンスの承認
  • –enable_libx264:libx264の有効化
  • –emable-nonfree:GPLライセンスの承認

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